病院での尿もれの検査・診断
下部尿路症状の疫学/蓄尿と排尿のメカニズム/排尿障害のQOL/ウロダイナミクス/子どもの夜尿症/女性尿失禁/前立腺肥大症/過活動膀胱/間質性膀胱炎/慢性前立腺炎/尿道狭窄/中枢性排尿障害および心因性排尿障害/脊髄性排尿障害/薬物性排尿障害/在宅医療における排尿障害/排尿障害と漢方治療/排尿障害のアセスメントとケアプラン/骨盤底筋訓練/自己導尿・カテーテル管理・排泄用具
レビューを見る
初診では、問診や触診などに加え、ほとんどの場合、尿検査を受けます。
尿検査では、尿の中に血液や細菌が混じっていないかなどについて調べます。
尿もれで来診した場合は、次にあげたような検査を行い、そのタイプや程度を診断し、治療を決めていきます。
パッドテスト
失禁の量を測定する検査です。
パッドを当てて水を飲み、一定時間、腹圧のかかるような動作や運動を行い、その前後のパッドの重さの違いで、もれた尿の量を調べます。
一般的な方法としては、テスト直前にはトイレに行くのをがまんしておいて、60分の間に、「せきをする」、「歩き回る」などいろいろな腹圧のかかる動作を繰り返します。
検査前と検査後のパッドの重さを比べ、その数値で次のような評価となります。
●2.0g以下=正常
●2.1〜5.0g=軽度の尿もれ
●5.1〜10.0g=中等度の尿もれ
●10.1〜50.0g=高度の尿もれ
●50.1g以上=きわめて重症な尿もれ
ただし、最近では、1日にどれだけの量がもれたかをみる24時間パッドテストが世界標準となっています。
この場合は、パッドにもれた尿の重さを24時間分はかってもらいます。
パッドテストは自宅で行うほうがリラックスしてできるので、受診前にセルフチェックしてみるといいでしょう。
いつも自分のつけているパッドの重さを、ビニール袋をかぶせた料理用の枠で、あらかじめはかっておきます。
そして尿もれが出現した際に、パッドの重さを再びはかります。
「尿もれ後のパッドの重さ」−「最初のパッドの重さ」
が、そのときの尿もれ量です。これを排尿記録に記録しておきます。
そして1日の尿もれ量を合計すると24時間パッドテストに近い値が得られます。
尿もれの量は、調子のよい目と悪い目で非常に差があるので、できれば2〜3日くらいは記録してください。
極論ですが、あなたの1日の尿もれ量が、たとえ100g以上でも、あなたが尿もれでそんなに困っていないと思うのならば、治療する必要はありません。
なぜならば杖なしで歩行が可能な人の、排尿困難を伴わない尿もれでは、死ぬようなことはあまりないからです。
反対にいくら体が健康で、1日の尿もれ量が10g以下でも、あなたの日常生活が尿もれによって非常に阻害されており、困っているのならば、あなたはなんらかの行動をすぐ起こすべきです。
骨盤底体操や膀胱訓練を三ヶ月以上続けても、症状が自分の満足できるほどまでに改善しない場合は、勇気をもって医療機関を受診しましょう。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:尿漏れ対策・治療

