腹圧性尿失禁
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また、祖母はこれにパッド(200ml吸収のもの)を着けていますが、今まではズボンまで濡れていたのに、もれが少なくなったように感じるとのことでした。
レビューを見るせきやくしゃみをしたときや、重いものを持ち上げたり、急に走り出したときなど、おなかにちょっとした圧力がかかったときに尿がもれる、このようなタイプの尿もれを腹圧性尿失禁といいます。
とくに尿意もなく出てしまうのは、尿意を感じるほどには尿がたまっていなくても、膀胱の中にたまっている尿が腹圧がかかった瞬間に押し出されて、もれて出てしまうになっているときなどは尿もれは起きません。
腹圧性尿失禁は40代後半以降の女性に多く、尿もれ原因の70%を占めます。
また、妊娠中や産後も、何かの拍子に尿がもれることがよくみられますが、この場合も腹圧性尿失禁のことが多くなります。
妊娠・出産は、骨盤底に大きな負担をかけます。
妊娠中は、胎児の重みで骨盤底がゆるんで下に伸び、尿もれが起こりやすい状態にと子宮の位置が変わることによる生理現象のようなもので、たいていは出産後1年以内になおります。
ところが、出産後1年以上たっても尿もれが起き、そのまま続いてしまうという場合は、お産の際に骨盤底が傷つくなどで状態が悪くなっている可能性があります。
靭帯や筋肉が傷ついたりゆるんで、骨盤底に備わっている尿もれ防止システムがうまく働かなくなり、その後も腹圧がかかったときに尿がもれてしまうことがあるのです。
このため、腹圧性尿失禁を訴える女性の90%以上が出産経験者といわれます。
分娩時に骨盤底の受けたダメージが時間を経て、とくに閉経後影響が出てくるためです。
なかでも、次のような人は注意が必要です。
2回以上の出産経験がある人
出産前にも尿もれの経験があった人
親族に尿もれや性器脱の既往症がある人
出産後1年たってもときどき尿がもれる人
このようなお産を経験した人は、お産のすぐ後ではなくても、将来尿もれが起きる可能性が高いので、予防を心がけましょう。
また、次のようなタイプも腹圧性尿失禁が起きやすくなります。
せん息やアレルギーでせきやくしゃみの多い人
腰痛などで、いつもコルセットをしている人
ガードルなどでいつもおなかをしめつけている人
便秘で毎日いきむ必要のある人
太っていることや重いものを持つ仕事自体は尿もれの原因にはなりませんが、尿もれが起こってしまったら、ダイエットしたり、重いものを持たないようにすると、尿もれの頻度は少なくなります。
腹圧性尿失禁の予防としては、骨盤底体操が効果的です。
尿のもれる量が少ない場合も、改善が期待できます。
骨盤底体操を続けても効果がない場合は、薬や手術などによる治療が有効です。
治療法については、尿もれのなかでも腹圧性尿失禁は、体操や薬、手術など治療によってなおる可能性の高いタイプといわれています。
日常生活の見直しも大切です。
肥満、とくに内臓に脂肪がつくと、骨盤底に負担がかかり、尿もれしやすくなります。
便秘も排便のたびにいきむため、出産と同じように骨盤底に負担をかけることになります。
食生活や適切な運動などで肥満や便秘の改善に努めましょう。
また、排便時だけでなく、排尿時におなかに強い圧力をかけて絞り出すようにするのは避けましょう。
膀胱の収縮ではなく、腹圧による排尿を続けていると、膀胱と尿道の動きが連動しなくなることがあるからです。
ガードルなどで、いつもおなかをしめつけているのもいけません。
腰まわりを常にしめつけていると、せきやくしゃみなどをしておなかに圧力がかかったとき、圧力の逃げ場がなくなります。
その結果、せきやくしゃみ、排便のたびごとに、骨盤底にダメージを与える原因になるのです。
ガードルなど腰まわりを強くしめつけるものは、血行を阻害する場合もあります。
腰まわりや下半身の血行を妨げていると冷え性などに結びつきやすいので、その点でも控えたほうがいいでしょう。
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